2012/06/28

懐かしさには、少しさびしさが混じっている。



ヒトは過去を美化して、
ときどき、ついでにその過去に憧れる。

かといって、輝いているその過去にはもう戻れず、
だからこそ、悲しくなる。


何かに憧れるとき 、僕らは未来を向いていることが多いけれど、
懐かしむ時ばかりは、その対象が過去なので、
「空へ向かって落馬した」 みたいなことになる。

憧れるからこそ、願って、努力して手に入れるんだけど、
過去ばかりは、願っても、努力しても手に入らない。
負け確定の出来レース。
思い出すのは、楽しいんだけれど。

だから懐かしむ人には
時々、笑顔で泣く人がいるのかもしれない。


でも、買って飲んだジンジャエールの味に
記憶が空振りをすることもある。

「こんな味だったっけな」と、いうふうに 。



本日、最大の気づきです。