2009/08/27

まじめな言葉

①まじめな言葉
愛する人に真面目に愛を告白するとき「大好き」と言う人は多くはないだろう。
むしろ「好き」と言う人の方が多いと思う。
真剣に何かを言う時、「すごく」や「とても」という言葉は、それがまさに強くしようとしている言葉の意味を軽くする。
そういう状況では、普段簡単に使っている普通の言葉の方が、伝わる意味が重たかったりする。
これがシンプルの強さでもある。

②想像を掻き立てる言葉
「土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うを見た」

この有名なよさこい祭りの掛声で、多くのことが想像できる。
名文です。

③想像を掻き立てるワンシーン
夏が終わり、新しい季節が始まる。
「新学期が始まって、久しぶりに会った気になる女の子の手の薬指にある指輪の日焼けの跡」
この光景は、見た者にショックとともに多くの妄想と想像を与える。

2009/08/02

NHK教育を見て

①ブーム
今日テレビの中で、いとうせいこうかダンカンのどちらかが
「ブームって、いつか終わるんですよ。」と言っていた。
一見華やかに思われる「ブーム」という語の持つ、儚さの面を見た気がする。

②矢沢
矢沢栄吉さんがかっこいい。
昔の『YOU』という番組の中で、矢沢さんが矢沢さんのファンへ向けて言っていた「そしたら君、YAZAWAになれるよ」という一言に心奪われた。
これだけ自信を持って、「成功」、「夢の成就」などのポジティブな言葉を自分の名前で言い表してしまう人もいないなと思った。

2009/08/01

花火大会の日の一言。

①骨テレビの映画の宣伝で恐竜の骨が大声をあげて威嚇するシーンを見た。
でも、これ物理的に無理だとおもう。
そこには声帯も肺もない。
吐いた息が突風の様に吹くこともない。
あ、でも博物館の展示物が動き出すっていうすごいことが起きてるから 、
そんなこと気にしてはいけない。

②どこかの国のアメリカンジョーク今日、そう言っている人がいた。
どこかってアメリカじゃないのかなとも思ったけど、アメリカンジョークとしての形式(575で詠むとか下ネタで落とすなどのようなもの)が定義されているなら、そうも言えない。

③通信インフラ
携帯電話の普及で個人間のコミュニケーションがスムーズに行える環境が出来て、男女の恋愛に「すれ違い」という出来事がなくなった。駅の別々の場所で待っていてお互い気づかないこともなくなった。
コミュニケーションのすれ違いはむしろ増えたかもしれないが。
通信インフラは、その時代の生活形態をある程度規定してる。
昔の人は一人暮らしの時、家電を置いてNTTと契約していたらしい。
今では考えにくいな~。
そうやって男女間のコミュニケーションに通信インフラが与えてきた影響について体験談を聞かしてもらっていた人が、ふと言った一言が印象的だった。

「運命は、もう悪戯をしないんだよ」

僕らはモバイルによって、今まで言われてきた運命の悪戯を避けることができるようになった。

運命よ。次の悪戯は何だ。