2010/08/18

ゆく川の流れは絶えずして、常にもとの水にあらず

淡水に住むクラゲの話

先日、人とご飯を食べていたら、

クラゲが大好きで、横浜の河に大量発生しているから見に行きたい、

という話をされた。

ほう。河にもクラゲっているのですね。

そう言うと、もう一人の人が、池にもいるらしい。

夏、熱くなると、どこからともなく現れるらしい。

ホントかウソかよく分からない情報を教えてくれた。

その話、僕は全然信じられなかったのだけれど、

仮に河にクラゲがいると仮定してみる。

河には流れがあって、海へと水は下っている。

水中に住む生き物はその流れに逆らって、その場に留まったり、

より上流に昇ってゆく。

クラゲも泳ぐのだけれど、そのスピードは魚に比べれば、大きくはない。

ほとんど流されているんだとうと考えられる。

クラゲの増え方は、クラゲのタネみたいなものが水の底に根を張ってはえる増え方をするから、

このタネも水に流される。

だから、クラゲはどんどん下流へと生息域を変えていく。

最終的には海へ。

海で生きられないクラゲは、汽水域で最期の時をむかえるのだろう。

こう考えると、川にクラゲが発生してるのはおかしいことにならないだろうか。

もうクラゲが地球上に現れて、かなり経つ。

それなのにまだ川で発生する。

考えられるのは、水蒸気に混ざって海から運ばれたクラゲの種が、雨とともに降り、川でクラゲを実らせるという説。

そうすれば川に現れる、池に現れるという事実も説明できる。

一つ心配なのは、海と川で異なる浸透圧の問題。

海クラゲと川クラゲが同じものだったらこの問題が残る。

しかし、川クラゲのタネが毎回川で生みだされ、海まで流れ、海の浸透圧に耐え水蒸気とともに運ばれれば、

この問題も解決する。

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