燕子花

サザエさんのお茶の間のシーンがあります。

手前に、タラちゃん、ワカメ、カツオ。

左にサザエ。右にマスオ。

その正面奥にに波平、その左にフネ。

このシーンで波平の後ろに、窓があり、

そこから外の光景が見えています。

今日サザエさんを見ていたら、

おそよ3〜4秒のシーンですが、

その窓の外に燕子花が、さりげなく描かれていました。

5〜6月の花で、ちょうど今が見頃の花です。

↓これ

このわずかな目立たないシーンへの心配りに、

いいものをつくるとはこういうことだな、と
いたく感心しました。

なぜ、サザエさんのこの僅かな描写に気づけたのかというと

先日、根津美術館の庭園で、燕子花を観てきたから。
国宝『燕子花図屏風』を観たから。