思い出させられたモノのほうが、
そのモノへ感じるノスタルジーはつよい。
あの頃、聴いていたアルバムで一番お気に入りだったあの曲よりも、
あの頃、聴いていたけど特に選んで聴いていなかった曲(古い言葉では「捨て曲」)の方が、
ノスタルジーがつよい。
さっき久しぶりにアジカンを聴いて、
YouTubeのミックスリストから流れてきた曲に
ハッとした。
ーーー
大学時代、ほとんどの週末は友だちのアパートで飲んで過ごした。
その飲み会は、朝までやっていたから、他の飲み会が終わってからでも駆けつけた。
その頃、まだ分厚かったiPodで、
よく聴いていたアルバムがアジカンの『ソルファ』だった。
「24時」とか「電波塔」とかキャッチーな曲を気に入っていたけれど、
今聴くと、この頃の情景が浮かぶのは、さらっと聞き流していた曲だったりする。
あまり夢中に聴いてなかったから、その時の景色と一緒に思い出せるのかもしれない。
友だちに電話して「これから行くよ」と告げて、追加で買ってくものないか聞いて、
サンクスで買い出しをしていた記憶が一気によみがえった。
買い出しの会計の時、片耳だけはめたイヤホンから流れていた曲が、
この曲だった(りした)。
うむ、
こうやって、
未来より過去を語ることが多くなることを
「年をとる」というのかもしれない。
夜が更け
ぼくも老けてく
午前二時
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