2013/06/13

今、なんとなく聞いている曲は、やがて懐かしくなる曲です。

思い出せるモノよりも、
思い出させられたモノのほうが、
そのモノへ感じるノスタルジーはつよい。


あの頃、聴いていたアルバムで一番お気に入りだったあの曲よりも、
あの頃、聴いていたけど特に選んで聴いていなかった曲(古い言葉では「捨て曲」)の方が、
ノスタルジーがつよい。


さっき久しぶりにアジカンを聴いて、
YouTubeのミックスリストから流れてきた曲に
ハッとした。


ーーー


大学時代、ほとんどの週末は友だちのアパートで飲んで過ごした。
その飲み会は、朝までやっていたから、他の飲み会が終わってからでも駆けつけた。


その頃、まだ分厚かったiPodで、
よく聴いていたアルバムがアジカンの『ソルファ』だった。


「24時」とか「電波塔」とかキャッチーな曲を気に入っていたけれど、
今聴くと、この頃の情景が浮かぶのは、さらっと聞き流していた曲だったりする。
あまり夢中に聴いてなかったから、その時の景色と一緒に思い出せるのかもしれない。


友だちに電話して「これから行くよ」と告げて、追加で買ってくものないか聞いて、
サンクスで買い出しをしていた記憶が一気によみがえった。
買い出しの会計の時、片耳だけはめたイヤホンから流れていた曲が、
この曲だった(りした)。




うむ、

こうやって、
未来より過去を語ることが多くなることを
「年をとる」というのかもしれない。

夜が更け
ぼくも老けてく
午前二時

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