2009/12/18

素敵な女性だな

「おもしろき こともなき世を おもしろく」

これは、多くの人が心の中でふぁぼっている

高杉晋作の辞世の句です。

でも僕はふぁぼっていない。

この句に、下の句があるという話をご存じだろうか。

それは、

「すみなすものは こころなりけり」

この下の句、高杉のものとも、側で看病していた彼の愛人が付け加えたものとも言われている。

ともあれ、どちらにしても、この下の句を加えることで、上の句は副詞句として解釈される。

僕は、こちらの31文字の句をふぁぼっている。


この句が生まれた時のやりとりは、

晋作「面白き こともなき世を 面白く」

愛人「すみなすものは 心なりけり」

晋作「面白いのお」

というものだそうだ。


アドリブでこんな素晴らしい下の句を付け足す機知に富んだ女性も僕は大好きです。

2009/12/16

あなたに景気を聞いてみたい。

先日、バイト帰りに野良猫を見て思った。

彼ら/彼女も不景気を肌で感じているのだろうか。

飲食店から出る残飯が少ない、とか。

残飯のクオリティが下がった、とか。

でも、それならカラスの方がよく把握しているのかもしれない。

もしインタビューできるのなら、面白いことが聞けるだろう。

彼らは、飲食店のゴミも、家庭から出るゴミもあさっている。

縄張りなど、カラス業界に特有の事情があるかもしれないけれど、

その行動範囲の広さから、

メニューの違いから、味の濃さや薄さまで、

地域別にも何か違いを把握していることだろう。

カラス業界にも「景気」という概念があったら、

日々のゴミあさりから、彼ら/彼女らは独自の経済理論を生み出しているかもしれない。

そんなカラス目線のような、「非人間目線」で書かれた経済の本あったら読んでみたい、と思った。

でも、それは存在していても、きっと売れていないから出会える可能性は薄い。

「経済」はテーマとして固すぎるかもしれない。

「カラス」も身の周りにいるにしては、親近感がわいてこない。

そこで「犬」と「日常生活」ならば、

ということで、今日、僕は『犬のことば辞典』を買った。

2009/12/09

ダイエット

「ダイエットしなきゃ」と言う人とはよく会うけど、

「私、ダイエットしてない」と言う人には会ったことがない。

「ダイエットしなきゃ」と言う人以外の人は、

「ダイエット」について言及しない。

「ダイエットしなきゃ」が常套句化していることも原因かもしれない。

つまりダイエットしてない人も、なぜか、挨拶の言葉のように、

言ってしまう。

2009/12/07

名声。

ある男の前に神様が表れて、いきなり、

「一生かかっても使いきれないお金」、

「万物の真理」、

「歴史に残り続ける名声」

のどれか一つをやろうと言った。

何と運がよいこと!!

男は悩んだ末、「万物の真理」を注文した。

その瞬間、男の頭へと雷が落ち、

男は意識を失い、地面に倒れた。

しかし不思議なことに、雷による怪我はない。

神様は、その雷撃によって、男の注文通り「万物の真理」をその男に与えたようだ。

彼はこれまで人類によって探求されてきた問題の答えや知識を獲得した。

そして誰もいまだ知りえない普遍的真理までも知っている

男は歴史上、もっとも賢い人間となったのだ。

そして数分後、男は目を覚まし、こう言った。

「クソ!カネを選べばよかった!!」


確か、どこかの国のジョークにこんな感じのものがあった。

最近思うのが、個人の中で物欲、知識欲、名誉欲のそれぞれの割合が少し変化してるのでは、

ないかということ。

でも、もしかしたら、僕の認識だけの変化かもしれない。

ネット世界では、リアル世界と比べて、名誉欲の占める割合が結構大きい。

ミラトレ見てて、書くのめんどくなったので、今度書こう。

2009/12/06

無くなるということ。

①無くなるということ

スーパーやコンビニからすぐになくなった商品は、

バカ売れしている、

またはアホみたいに売れなかった、

のどちらかである。


②時間が2倍か。僕が二人か。

ある人がツイッターで、

時間が2倍になるか、「自分が二人になって欲しい」

と呟いていた。

なるほど。この視点は自分の日常的思考にはなかった。

「1日が48時間なら…」

この願望はよく出てくる。

それは締め切りまでの時間の幅を2倍にする。

(でもその社会では、求められる結果の質の高さも2倍になるのではとも思う。※つけたし)

一方、自分が二人になる。

それは作業効率を2倍にすることで現状の締め切りに間に合わせる。

(こっちはこっそり二人になれば、結果の質の2倍の高さを求められることはない※つけたし)

この時間に対する視点は、年内に修論提出する僕にとって、ホットな話題だった。

そして、時間と作業効率の関係について書かれた惹句を思い出した。


 『にんげんの時間』 
 ひとりがすると1時間かかることを、
 ふたりでやれば30分で終わる。
 ひとりがすると1ヶ月かかることを、
 30人でやれば1日で終わる。
 人類が何千年かけても
 まだできないこと
 みんなでやれば
 1日で終わるかもしれない。
 もう、平和なんて、
 1日あればできるはず。
 
 時に、チカラを。宝石 時計 長野