2010/11/26

今日は二つ

1つ目
トンカチしか持たない者には、すべてが釘に見える。

誰かの警句です。
トンカチしか世界と関わる道具を持っていなければ、
その世界は釘としてしか私に向かってこない。
世界に向かう道具をどれだけ持っているかで、アイデアの量が決まるのかもしれません。
そしてそのアイデアの量は、日々のアイデアの質をけっていします。

道具を提供してくれるのは、人生経験、人との会話、本から得る教養であったりインターネットの情報であったりします。
自分の感覚としては、この道具になり得るものには無駄なモノが多い気がする。
特に教養(ただの知識・衒学のための知識)はそういう意味で、とても役に立つ。


2つ目
(文章は横書きという設定です)
その本は、そのページの1行目の左はじから右はじまで読んだら、
そのまま右のページの文章を読んでゆくという読み方の出来る本です。
つまり、1ページの1行目をよんだら、2ページ目の1行目をよむ。
そして3ページの1行目、4ページの1行目と読み進んでゆく。
最後のページの1行目を読んだら、1ページ目の2行目を読みすすむ。
そのように読める本があったら、不合理なインタフェースとして面白いなと、
この前感じました
(しかしその不合理さは、本の読み方というものに対する私たちの常識からでているのですが)。
でも、ただ横に読み進めてゆくだけの本では、つまらない本です。
実は、この本は普通の読み方でも読むことができる本でもあるのです。
そしてひたすら横に読んでいったときと、普通に読んだ時では、話の
終わり方が全く異なっているという事になっているとさらに面白い。

文字列を縦方向にも横方向にも読み進められる文章なので、
基本的に一行の終わりで文章が終わっている、ということになるかな。
それをクリアして、ナチュラルにどちらの読み方でもつながる文章を書こう
と思ったら、かなり頭をつかうのだと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿