2013/04/11

いい本を読んだ。(美味礼賛)

なぜ読んだかというと古本屋のワゴンセールで見かけたから。


多くのセール品の中から、なぜ手にとったかというと、
会社の人が昔メールで勧めていたのを思い出したから。


あと『陰翳礼讃』を買ったのにちゃんと読んでいないことを思い出したから。
この本を読んでも、そちらを読んだことにはならないのですが。


この本は辻静雄という美食家兼教育家の伝記的小説。
この人がいなければ「料理の鉄人」はあれほどの番組になっていないだろうし、
「ビストロスマップ」すら、今のようなかたちで存在しているかわからない。


それほどの人間のお話です。


ただ読んで面白いだけではなく、
抱えている問題意識とか、目標によっては、
強く背中を押してもらえる本になるかもしれません。


文章も平易でスラスラと読めてしまう、
そういった快感もあります。


どこかのレビューに書いてあったかもしれないけれど、
温泉旅館の部屋でダラダラ読んで面白い本なのかなと思いました。
この微妙なニュアンスは読めば分かる。
(他にもこういう本はたくさんあると思う)


そして、その日の夕食の見方が少し変わるはず。


読み終えたばかりで、
僕は、まだこの本の魅力のすべてを言葉にできていないのですが、
近いうちに書こうと思う。


いい本を読んだ。


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