2013/10/02

秘境に行ってきた

飯田線に乗りました。
飯田線は、豊橋と飯田を結ぶローカルな路線で、
「秘境駅」呼ばれている駅がいくつかあります。

秘境駅とは、
「人家のほとんどない地帯に存在する駅のこと」(Wikipedia)らしい。
これは冒険の匂いしかしない。行くしかない。


豊橋から「秘境号」なる特別列車も出るくらい結構人気な秘境駅。
でも僕が行く日には秘境号は出ておらず、通常の電車で向かいます。


鈍行で2時間くらいかけて「小和田」という、
全国秘境駅ランキング2位の駅に到着。
飯田線内最上位で、いきなりのラスボス。
ゲーム開始後、いきなりムドーを倒しに行くドラクエ6の展開が頭をよぎります。
その時、勇者たちはムドーにやられてしまうけれど……
僕もやられました。

僕の脳内「秘境駅→人気の駅→そこそこ電車来る」
JRの脳内「秘境駅→人住んでない→電車が止まる必要がない」

ということで、次の電車まで2時間半待ち。
時間的に、もう次の秘境駅行けない。
じゃあ次の駅まで歩くかっつっても道はなく、
山に挟まれ、

右も

左も


トンネル。

秘境だから携帯も圏外。
スタンドアローン。
陸の孤島に残されました。

このことに気付いてから、
ここでマムシに噛まれたら死ぬなって、ずっと考えてた。

くそう、ルーラさえ、ルーラさえ覚えていれば。
せめてケアリーか。


「おお、勇者よ。次の電車を調べてないとは情けない……」
どこかの王様の声が聞こえた。


次の電車まで、とても暇なので、その辺りを散策。
キメラのつばさが見つかるかもという淡い期待はない。


昔、人が住んでいた塩沢集落を目指します。片道60分。
遠い……。




20分くらい歩いて、ようやく人の住んでた跡っぽいところについたのですが、
人が住んでいないって聞いていたのに、妙に生活感のある雰囲気。

マジなのか気のせいなのか、家の中から音が聞こえてきたので
怖くなって駅まで帰りました。

あと、この往復で、蛇を二匹見た。
ふつうに道をニョロニョロしていた。
今年はへび年だからでしょうか。


あと、こんなのが道に落ちてた。

昭和か。


戻ると、駅舎の中に、
この駅を訪ねた人がメッセージを残したノートを発見。
昭和58年から今までの分があった。
昭和から平成への元号の変化や、
消費税の導入など、当時のご時世がうかがえるメッセージがたくさんあった。
タルるートくんの落書きとか、今の若者は分かるのだろうか。
30年前の文章を読むという不思議な感じ。


駅舎の中をよく見てると、
落ち葉だと思っていたモノが蛾だったことに気づく。
なんと、手のひらサイズ。
手のひらサイズって、お前はハンディカムかと。
SONYもびっくり。


あと小和田駅は、愛知、長野、静岡の県境が交わる場所らしく、
こんなものがありました。

なんか仲悪そう。


あとトカゲとバッタを大量に見て、
ブラブラしてたらカマキリ発見。

美しいフォルムに、うっとり。


そんなこんなしていたら、
2時間は余裕でたちました。

途中少し寝たけど、
マムシに噛まれなくてよかったです。

今度は秘境号で来ようっと。

あと今度から、ちゃんと写真撮ろう。

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