2013/11/28

火垂るの墓 / 家内安全 / 軽くなったカバン

1)火垂るの墓

嘘か真かわからないけれど、
宗教画で描かれている聖母マリアさんは、
笑っている表情でも、どこか悲しげであることが多い。
これは、やがて息子に訪れる過酷な運命を知っているから、
ということらしい。

先日、テレビで火垂るの墓がやっていた。
でも僕は最後まで見ることができなかった。
何度か観たことがあるから、というのもあるとも思うけれど、
もう一つ理由があると思っている。
結末が悲しすぎるからだ。
火垂るの墓は、落涙必至、全日本泣かせの悲しい結末になってる。
僕は、それを目の当たりにするのが嫌だったのだと思う。
わざわざ沈んだ気持ちになりたくないということかもしれない。

観ている僕は、
すでにこの女の子の運命を知っていしまっているから見たくない。
序盤のシーンや節子が元気にはしゃぐシーンを見ていてもつらいのは、
そういうことだからだと思っています。



2)家内安全

結婚した知り合いが、酉の市で熊手を買って
「家内安全」とSNSにポストしていた。

その人が、相手と同棲していた時は、
そんなこと聞いたことなかった。
結婚するって、そういう願いが増えることなんだなーと
しみじみ。


3)軽くなったカバン

重たかったカバンが、ようやく軽くなりました。
本とか読んで、ゆっくりしようと思います。

2013/11/25

『主人公は僕だった』

これ観ました。



プロットが凝っていて面白かった。


ショートショート好きな人には刺さると思う。
っていっても星新一っぽくはない。
少し長い。

最後は、もっとブラックに終わったほうが
面白いと思う。

映画はまとまった時間を取るから借りるとき、失敗したくないので、
テレビで紹介された作品や名作と言われるモノを借りております。

2013/11/23

だんしん いん ざ むーんらいっ!

とてもいい曲なのに知らなかった。

▼Toploader / Dancing in The Moonlight

※画像の女性はアップしたヒトと思われる。曲には関係ない。たぶん。

2000年発売。

元はKing Harvestってバンドが作った曲らしいです。
これは72年に発売されたとのこと。

こうやって、昔の曲を今っぽくアレンジしてるのを探すのも面白いかも。


2013/11/22

坂口安吾も工場に萌えていた/『HALCALI/芝生 feat.○○○○○』

1)坂口安吾も工場に萌えていた

坂口安吾のコラム「日本文化私観」の「四 美に就いて」で
所謂「工場萌え」に近いことを書いていました。

安吾さん曰く、小菅刑務所や、佃島のドライアイス工場、昔見た駆逐艦へ、
ある美しさを感じているとのこと。
これは法隆寺や平等院などの文化遺産へ感じられるものとは
異なっているらしい。

じゃあ、その美しさってなんなの、どこが違うの
っていうと、まるっと引用となりますが、

 この三つのものが、なぜ、かくも美しいか。ここには、美しくするために加工した美しさが、一切ない。美というものの立場から附加えた一本の柱も鋼鉄もなく、美しくないという理由によって取去った一本の柱も鋼鉄もない。ただ必要なもののみが、必要な場所に置かれた。そうして、不要なる物はすべて除かれ、必要のみが要求する独自の形が出来上っているのである。それは、それ自身に似る外には、他の何物にも似ていない形である。

ってこと。

で、一方、

法隆寺だの平等院は、古代とか歴史というものを念頭に入れ、一応、何か納得しなければならぬような美しさである。直接心に突当り、はらわたに食込んでくるものではない。どこかしら物足りなさを補わなければ、納得することが出来ないのである。 

っていう感じで違うんだよと言っています。

工場とか刑務所は、装っていないんですね。
安吾さんはこのとことを「素直」という言葉で表しています。
美しさのための美しさは空虚でしかなく、
本当に美しいものは、実質をもっていなければいけない。
そんじゃあ実質ってなんなの、っていうと、
今生きる私たちの 「生活」であったり「機能」のことのようです。

素直なものは、「直接心に突当り、はらわたに食込んでくるもの」(美しさ)がある。

一方、法隆寺や平等院の美しさは
「古代とか歴史というものを念頭に入れ、一応、何か納得しなければならぬような」
もの。

とも言っています。

確かに工場とか高速道路のジャンクションとか、
そういう工業的なものへ感じる魅力は、
歴史ある文化財や文化遺産から感じられるものとは異なっていると思っていたので、
そういうことなのかな、という納得感はありました。

しかし、法隆寺や平等院も、
ドライアイス工場や駆逐艦のように、それが作られた当初は
当時に必要な機能や生活が反映されたデザインがされていたのではないでしょうか。
現在とは違う過去の生活や習慣を知り、そういうものを眺めるのは
それはそれで面白いものがあると、僕は思っています。

今度工場見学へ行くため
ホットな情報だったので、
ここに記します。



2)feat.○○○○○

この前、再放送を観て知ったのですが、
テレビ番組「方言彼女」という番組があります。
各地方の方言に注目してかわいかったり綺麗だったりする女性が
方言で話す番組です。

再放送の最終回しか観られなかった。

で、その挿入歌がよかった。
シャザムしたらコレだった。

▼HALCALI/芝生 feat.谷川俊太郎


フィーチャリングしている人がー!

2013/11/19

結びの一番の土俵の塩分/漫画を読んでる自分について/アインシュタインの名言

1)結びの一番、土俵の塩分

あれだけの力士が毎回塩まいていたら、
結びの一番の土俵は相当しょっぱいだろうな。

2)漫画を読んでる自分について

最近、女性向けの恋愛が主題の漫画を読んできます。

で、よく考えてみたら、自分は
主人公が順調なお付き合いをしているところに
新しい美男美女が出て来ると
ちょっとドキッとしてしまっていることに気づきました。
この人のせいで、もしかするとこの二人の幸せな関係が
かき乱されてしまうのではと不安になっているようです。

永遠にラブラブ、キュンキュンしていればいいのにと
思っています。

応援してしまってるんですね。
いつの間にか。

3)アインシュタインの名言

"人が恋に落ちるのは、重力の責任ではない"
物理では習わなかった。

でも魅力という引力が働いているのは確か。

特殊相対性恋愛理論ですかね。

2013/11/16

漫画への気付き/さすがジェーン・スー先生/
紙一重よりもなお

1)漫画への気付き

女性向けのマンガは、そんな読んだことないのだけれど、
僕が読んだものはそれまでモテてなかった人が
急にモテだす事が多い事に気が付きました。

今まで普通の子が、
年上年下、同年代など色んなタイプの男性に急に好意を寄せられる。
急な状況の変化にテンパりつつも、悩んだり泣いたり、
友人や好きな人とぶつかったりしながら、
好きな男性との関係を何とかかんとかやってく的な内容が多いです。

そうじゃなきゃストーリーが続かないというのもありますが、
そこで、気付いたのが、ああコレが、モテ期というやつなのではないか。
僕が読んできたモノは、すべてある女性のモテ期を描いたものなのではないか、
ということです。

『モテキ』がウケたのは、それが男性版だったからということ、
なのでしょうか。



2)さすがジェーン・スー先生

これ、おもろかった。
僕の知らない世界を垣間見た。




以下、印象に残った部分(抜粋)

30代中盤以降のアンチエイジングっていうのと、いわゆる20代のキレイになりたいの違いは何かな?って思ったら、やっぱり30中盤以降から、モグラたたきですよね。出てくるモグラが頭の上に『老け』っていうハチマキをつけてくるんで。それをピコピコピコピコ、バンバンバンバン。

[男は:引用者注]40代とかになると、30代後半から時計を見だして。20万・30万・100万の時計が買えるようになった。それを分割で毎月自分の体に染み込ませてると思っていただければ。女は。時間を見れるものは必要ないです。時間を止めるものの方が必要なので。

恐ろしいんですけど、『老け』って『老い』じゃないんですよ。一歩手前が老けなんですけど。字は同じなんですけどね。で、子供の頃はある日突然、志村けんのおばあちゃんみたいになると思ってたんですよ。眉間のところに四角いの貼って、すごいシワが生えて、腰が曲がってって。そうじゃないんですよ。本当に、霧のようにやってくるんです。老けは。



3)紙一重よりもなお

「ウサギ」と「ウナギ」は線一本の違い。



AUTORAという2人組

これはかっこいい。
エキゾチック。

動画もよい。

▼AUTORA [ MAMBA WALK ]
これ、すばらしくかっこいい。


▼beta [ AUTORA ]


■Soundcloudはコレ
https://soundcloud.com/autorajp/sets/autora-1st-autora

そういえば、Soundcloudって「サンクラ」って略されているらしい。

2013/11/12

fulaというバンド

久しぶりにいいバンド見つけた。
来年どっかのフェス出てる気がする。

学生時代、asphalt frustrationとか、
the chef cooks meとか、SOURとかとか、
聴いていた頃を思い出しました。

吉祥寺を中心に活動しているバンドのようで、
確かに、そういうサブカル的ポップさは感じます。

▼Soundcloud(全部いい)


▼Bandcamp

2013/11/07

飲みたくもあり、飲みたくもなし。

200〜300年前の話ですが、
昔の両国には、水茶屋というお茶を出す
今でいう喫茶店かカフェのようなものがたくさんあったそうで。
お酒は規則で出しちゃいけないことになっていたようですが、
かわいい娘さんが給仕さんとしていたらしい。

お客もそれを目当てに行くわけで
水茶屋の女に惚れた腹具合
という川柳もできあがったほど。

何度もその娘さんを見ようとして一日に何回も通ってお茶を飲む。
飲み過ぎて、それでとうとう腹をこわすという訳ですね。 

看板娘も罪なものでございます。


こんなことを書きますのも、
僕の近所の駅にはカフェが2つあって、
どちらも電源がとれるので、空いている方を利用していました。
どっちでも良かったのですね。
昔は。

最近、片方のお店に、
かわいいスタッフさんがいることが分かりしました。
すると、僕は、そっちの店の空席を先に確認するようになってたんですね。
なるべく、そっちがいいわけです。
それで、そっちのお店をたくさん利用するようになってる、と。
ドーナツとかついでに頼んだりしちゃったりとか。

まだお腹を壊すまでいってませんが、
今も昔も男心は変わらんなと、
しみじみ自己肯定。

そんなこんなで、もうすぐクリスマスでございます。

2013/11/02

本日の3つ_20131102

1)心動いたCF

ユニクロのウルトラライトダウンのCFがよかった。
というか「MOBILE WEAR」という言葉が良かった。

最近のアウトドアブームとかもあるし、
冬の海外旅行とか考えてる人には、
結構ピンとくるものがあったのではないでしょうか。

これまでパタゴニアのパンフやHPで、
小さくまとめられて持ち歩けるダウンは見ていたけど、
やっぱ映像とかで見せられると惹きが違うなー
と感じました。

このCM見て、すぐパタゴニアのHP行った。
やっぱ高かった。

▼UNIQLO ULTRA LIGHT DOWN (ウルトラライトダウン) - MOBILE WEAR




2)何から学ぶか

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
「すごいなー」と思っている人から教えてもらった言葉。
出典は不明ですが、ビスマルクの言葉らしいです。

その人は、ビジネス本とかは、読まず、
マンガとモンハンばかりやっている人なのですが、
歴史の本(特に自伝)は読むらしく、
人間なんてそんな変わんねーから
って言ってた。

確かに『史記』読んでも、
だいたい同じことが何回もおこっているだけ、という印象。

人類、数千年前から変わってないだなと思いました。

今、失敗する人は、
愚者か、人類で初めての失敗をした人
ということになるのですが、できれば後者でありたい。


3)これから起こるかもしれないこと

思い出や記憶は、いつも自分のいいように理想化されている
と言われます。
だから親は子どもに自分の都合のいい昔話や武勇伝しか
語らないって事になります。

でもこれからは、昔のTweetとかFacebookのポストや写真とかを子どもに見られて、
昔の恥ずかしい写真やポストを見られるという事例が出てきそう。

オレンジのSNSとか、日記をうっかり全体公開していて、
うっかりポエムなど書いていようものなら、
忘れていた黒歴史を暴かれて、
孫に「おじいちゃんはね、昔、こんなポエムを書いていたのよ〜」
とか、ずーっとネタにされ続けるということもあるかもしれません。

こわいこわい。

そういう管理はしっかりしたいものです。